末梢血等
検査項目
- 赤血球数
- 基準値:420~549×10/μl
血液一般検査の基本項目の1つで、貧血や多血症の有無がわかります。赤血球は胸骨や大腿骨・頚骨の骨髄の幹細胞で作られている血液の主成分で、体の各部の組織細胞へ酸素を運び、二酸化炭素を運び出す働きをします。赤血球数が減ると貧血状態になり、逆に多すぎると(多血症)、血液の流れが悪くなって血管が詰まりやすくなります。 - 血色素量(ヘモグロビン)
- 基準値:13.0~16.9g/dl
ヘモグロビンは赤血球中の大部分を占めており、色素(ヘム)とたんぱく質(グロビン)からできています。赤血球のヘモグロビンは酸素を体内の組織に運び、代わりに二酸化炭素を受け取り肺で放出する機能を担っており、必要量のヘモグロビンがつくられないと酸素の運搬が十分に行われず貧血状態になり、血液の循環が悪くなって動悸を引き起こしたり、息切れを起こしたりします。 - 血球容積
- 基準値:40.0~49.9%
血液中に占める赤血球の割合です。 - MCV
- 基準値:85.0~100.9fl
MCVは赤血球の平均容積を示す。貧血予備軍の発見の手掛かりになります。 - MCH
- 基準値:28~33.9pg
MCHは赤血球1個あたりの平均的な大きさを示す。貧血予備軍の発見の手掛かりになります。 - MCHC
- 基準値:31.0~34.9g/dl
MCHCは1個の赤血球に含まれるヘモグロビンの平均濃度を示します。貧血予備軍の発見の手掛かりになります。 - 白血球数
- 基準値:32~85×100/μl
白血球は骨髄で造られ、生体防御・免疫機能にかかわっています。白血球数は骨髄での生産が低下した場合と脾臓での破壊が亢進した場合に減少します。 - 血液像
- 基準値:白血球100個中の比率
白血球の分画。白血球とは5種類の重要な白血球(好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球)を総称しているもので、これを白血球分画といいます。これらの分画にはそれぞれ異なる形態・性質があり、正常な状態の時にはそれぞれの占める割合が一定範囲内に保たれていますが、体に異常が発生すると比率に変化が現れます。 -
- 好中球
基準値:31.0%~79.9%
好中球は感染や炎症に最も早く反応します。感染症、外傷、慢性骨髄性白血病、心筋梗塞で増加し、急性白血病、腸チフス、敗血症などで減少します。 - リンパ球
基準値:10.0%~59.9%
リンパ球はウイルス感染症、甲状腺機能亢進症、副腎の病気で増加し、悪性リンパ腫、がん、白血病等で減少を示します。 - 単球
基準値:1.0%~10.9%
単球は好中球が食べ残した細菌の始末や異物の取込む働きをします。結核、梅毒、はしかなどで増加します。 - 好酸球
基準値:8.9%以下
好酸球はアレルギー疾患、寄生虫病などで増加します。 - 好塩基球
基準値:2.9%以下
好塩基球は最も数が少なく、甲状腺機能低下症、慢性骨髄白血病などで増加します。
- 好中球
- 血小板数
- 基準値:13.0~34.9×10/μl
血小板は骨髄で作られ止血機能にかかわっています。極端な減少は出血傾向、増加は血栓形成傾向が出現します。
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