オススメ情報

噛む力が弱くなってきて噛み切れない、しっかり噛めない…

→噛む回数を少なく・一口の大きさを小さめにしましょう

①軟らかくする（加熱・隠し包丁）

②噛む力がかからないものを選ぶ
（肉や魚は脂がのっているほうが噛みやすい）

③水分が少ないものは周囲に水分を足す
（パン→牛乳に浸してフレンチトーストにする、スープやシチューに浸しながら食べる、など）

④切り方に注意して一口大に切る
→薄すぎ・細かすぎは噛みにくくなります

なかなか飲み込めない・ムセてしまう…

→食事をまとめて送り込むことが難しいので「まとめる・水分多め」で！

①口の中でバラバラにならないようにまとめる
細かく刻むだけではバラバラになり、まとめられないので、ムセやすくなります！

②粘膜にくっつくもの（のり・わかめ、餅、団子）は避ける

調理するときの注意点

ただ細かく刻むのは危険です！！
硬い物は細かくしても柔らかくはなりません

• まとめる
  豆腐で白和え、芋やレンコンなどをすりおろしてつなぎにする、オクラ、モロヘイヤ、マヨネーズ、練りゴマなどで和える
• お粥を使う
  ほぐした魚や刻んだ漬物などはお粥に混ぜる、雑炊風にして食べやすくする

※唾液には酵素が含まれているため食事時間が長くなるとお粥が分離して水が出てむせ易くなります！
時間がかかる場合は唾液が入らないように取り分けの食器と口に入れる食器を分けて食べましょう

食材ごとの注意点について

魚

• 皮や身に切れ目を入れる、骨を取っておく
• 水煮缶などは骨も軟らかで食べやすいのでほぐして雑炊風や野菜と混ぜる
• サケやカジキなど、身がしまるものはあんをかけたり、ほぐしてマヨネーズで和えたり、一口に切って片栗粉を付けて焼いたりすると、家族と同じ食材でも食べやすくできます

肉

• 脂肪が多いものは軟らかいですが偏りに注意してください
• 筋を切る・叩くことで柔らかくできます

卵

• 卵焼きを作る時はだし汁・酒・水などの水分を加えると軟らかくなります（卵1個に大さじ1～2）
• かきたま汁はだし汁にも卵にも片栗粉を入れると喉越し良く仕上がります

野菜

• 葉脈や繊維を断ち切るように切る、切込みを入れるなど
• 葉先を中心に使う、皮をむく（なす・アスパラ・トマト）など
• 玉ねぎやニンジン、ジャガイモや大根、白菜などをこまかめに切ってまとめて煮て、冷ましてから小分けに冷凍しておくと急いでいる時などに卵や汁の具、お粥に混ぜるなど重宝します！

簡単に作れるやわらか介護食

◆トマトジュースリゾット

【材料】

• ご飯　150g
• トマトジュース（食塩無添加）　200ml
• オリーブ油　小さじ1
• 粉チーズ　小さじ1
• 塩コショウ　少々
• 温泉卵　1個

①電子レンジ対応器にご飯、トマトジュース、オリーブ油、粉チーズ、塩コショウを入れて軽く混ぜる
②ラップをして電子レンジ600ｗで5～8分かける（軟らかさをみて調整してください）
③出来上がったら温泉卵をのせる

◆パン粥

【材料】

• 食パン　1枚（耳を取って）
• 牛乳　100～150ml
• ジャムやはちみつなど

①鍋に牛乳を入れて温めておき、パンをちぎってふやけるまでおく
②ふやけたら中火にかけ、混ぜながらとろとろになるまで煮込む（器に入れ、吹きこぼれに注意しながら電子レンジ加熱もOK！）
③器に盛ったらジャムやはちみつをかける

牛乳の代わりに市販のスープをかけて卵を割り入れ、電子レンジ（700w）で1分半かけると巣ごもり卵風パン粥にも！

◆かぼちゃとサバ缶の和え物

【材料】

• かぼちゃ（冷凍のものだと2切れ） 40g
• サバの味噌煮缶 30g

①かぼちゃを電子レンジで2～3分温める
②かぼちゃをスプーンなどでつぶす
③サバの味噌煮缶を加えてつぶしながら混ぜる